
オンライン診療を一元管理する「march」
2025年6月26日、株式会社Wrusty(本社:東京都渋谷区)は、自社が提供する医療機関向けオンライン診療システム「march(マーチ)」の導入事例において、新規患者数の20%増加、リピート率30%向上、さらには売上が半年で4倍になったという報告を発表した。また、導入医療機関の継続利用率は97%に達しており高水準の利用が続く。
「march」はLINEを活用して、患者とのやり取りをよりスムーズにする工夫が随所に盛り込まれたシステムとなっている。リマインド通知やシナリオ配信機能に加えて、電子カルテとも連携できるなど、日常業務を支える機能が一つにまとまっているのが特徴だ。医療機関と患者双方の負担軽減を目指し、導入後の支援体制も整備されているという。

広がるオンライン診療市場と診療科の多様化
矢野経済研究所の調査では、オンライン診療の市場はわずか5年で4倍以上に膨らむとされている。背景には、コロナ禍以降に定着した非対面診療の需要や、自由診療の多様化があると見られている。
対象診療科も内科、皮膚科、婦人科、精神科・心療内科、自由診療(AGA・ED・美容等)などへ広がっており、marchはこれらの分野でも導入が進んでいる。

オンライン診療、導入にあたっての医療機関側の懸念とその対応
同社によると、医療機関がオンライン診療導入に際して抱える代表的な不安には以下のようなものがあるという。
- 予約キャンセルが多く、診療効率が下がる
- 患者との信頼関係が築きにくい
- 高齢スタッフや非IT人材による操作ミスへの不安
- 初期費用や月額コストの負担
- 自由診療では集患・継続率の確保が難しい
- LINEを活用した自動リマインド機能により、予約忘れの抑制を支援
- セグメント配信やシナリオ設計で患者ごとの継続フォローを可能に
- 導入初期のマニュアル提供・専任サポート体制を整備
- 多機能ながら低価格帯で提供し、初期導入の負担を軽減
- 自由診療を導入している一部医療機関では、LINEによるリマインド機能を活用し、予約率や開封率の向上が見られたとの報告
今後の展開とサポート体制
Wrustyは「march」を通じて、医療現場の業務効率化と患者対応の質向上の両立を目指しており、導入後の運用支援や改善提案も含めた一貫したサポートを提供している。特に、カスタマーサクセス担当が継続的に医療機関の状況をフォローする体制が、継続率の高さに寄与しているとされる。
LINE連携機能やCRM分析、電子カルテとの連携などを通じて、医療スタッフの業務工数を削減し、患者と向き合う時間の確保にもつながっている。
実際に導入した現場で、どんな変化が起きているのか――。今後も「march」を取り入れた現場からのリアルな声に注目したい。

会社概要
会社名 :株式会社Wrusty
所在地 :東京都渋谷区代官山町18-6
代表者 :代表取締役 上田 遼
事業内容:自社開発アプリ/サービスの提供、およびITコンサルティング、エンジニアリングインキュベーション支援、DX支援など

オンライン診療の需要が高まる中で、継続率や実績に裏付けされたシステムは、開業を予定している医師にとっても選択肢の一つになり得ます。
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