弘前病院と弘前私立病院が再編し、「弘前総合医療センター」開院

青森県の地域医療構想に基づき、独立行政法人国立病院機構、弘前市、青森県、そして弘前大学が連携し整備を進めてきた地域の新しい中核病院「弘前総合医療センター」(所在地:青森県弘前市大字富野町1番地、院長:大熊 洋揮)が、4月1日に開院した。これに伴い、独立行政法人国立病院機構「弘前病院」と「弘前市立病院」は再編し、「弘前病院」敷地内に完成した新棟にて病院機能を提供する。外来診療は、4月6日に開始予定。

25診療科にて医療提供、津軽エリア初の「地域医療支援病院」に

「弘前総合医療センター」は、救急医療や地域医療のほか、災害拠点病院の機能など、弘前大学医学部附属病院に次ぐ規模の病院として、8病棟・442床・25診療科を備え、圏域の医療の中心的な役割を担う。糖尿病・内分泌内科、形成外科、救急科などが新設される。

また、津軽エリアではじめて、地域のクリニックや診療所を支援する「地域医療支援病院」としての役割を持つこととなり、①地域医療機関からの紹介患者に対する高度医療の提供、②医療機器や病床の共同利用機会の供与、③地域医療従事者に対する研修の実施などを実施する。「生命と人権を尊重し、良質かつ適切な医療を提供する」ことを目的に、高齢化が進む弘前市および津軽エリアにおいて、複数の役割をこなす中核病院として地域完結型の医療を目指す。
新棟には、新設となる救急科の救急外来エリアのほか、最新の医療機器(CT、MRI、血管撮影装置(アンギオ))を整備している。

弘前総合医療センター概要

・病棟数:8病棟
・病床数:442 床(一般病床 435床/新生児特定集中治療室[NICU] 3床、高度治療室[HCU] 4床)
・診療科数:25 診療科
・診療科名:
呼吸器内科、消化器・血液内科、循環器内科、脳神経内科、糖尿病・内分泌内科、 呼吸器外科、消化器外科、脳神経外科、乳腺外科、整形外科、形成外科、精神科、小児科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、病理診断科、臨床検査科、救急科、歯科口腔外科、麻酔科
・常勤医師数:約70名

本件に関するお問い合わせ先

独立行政法人国立病院機構弘前総合医療センター
所在地:青森県弘前市大字富野町1番地
電話番号:0172-32-4311
URL:  http://hirosaki.hosp.go.jp/