保険診療と併用も!美容・自由診療クリニック向け電子カルテ機能徹底比較ガイド

美容・自費診療クリニック向け電子カルテ徹底比較

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美容・自由診療クリニック向け電子カルテ製品詳細情報

価格初期費用 要問い合わせ
月額費用 30,000円台〜
機能性予約~会計まで全ての業務をデジタル化、リアルタイム予約、SNS(LINE)連携、ポイント機能、
事前予約、オンライン決済
自由診療向け機能業界初特許取得のCRM(顧客関係管理)。
複数施術の同時予約可否設定やメニュー管理機能など、自由診療クリニック運営に必要な機能を網羅
患者向けローン決済サービス「B4Aスマートローン」
連携LINE公式アカウントやクレジット決済サービス(SBペイメント)との技術連携
サポート電話・LINE・slackによるサポート
医師のコメント”当社の方針として大手企業並みのセキュリティ基準を設けていたため、そこをクリアできるのがB4Aしかなかった”
”特に複数院展開されている場合に、院ごとに人、部屋、機器を管理できるのが強みです。”
”GTM(Googleタグマネージャー)でWEB広告のコンバージョン計測などの経営分析ができるところが良い
と思います。”
”B4Aの即時予約機能は特に良いですね。(中略)「明日予約少ないな」と思っていたらお客様がポンと予約を
入れてくれている時もありますし、助かっています。””
【出典:https://www.b4a.co.jp/】

編集者コメント:B4Aは導入数500施設を誇る自由診療特化型の電子カルテです。全自動予約機能によって、患者側も当日気軽な予約をとりやすくなり機会損失を防ぎます。セキュリティの高さを評価する声もあり、安全性を重視するクリニックにおすすめです。

MEDI BASE(メディベース) /GMOビューティー株式会社
価格初期費用 要問い合わせ
月額費用 4.5万円~(台数・人数無制限)
機能性自費診療と保険診療を一元管理、タブレット端末からも利用可能、LINEと連携したWEB予約機能、
セグメント別にメッセージ送信、WEB問診
自由診療向け機能LINE連携のWeb予約、予約と連動したリマインド配信・プロモーション配信
コース契約内容をカルテ画面からワンクリック照会
連携Web ORCA連携対応
サポート専任担当者が一貫してサポート
医師のコメント”MEDIBASEはフリーズやロードタイムがほとんどないので安心して使えています。”
”診療コースの入力画面から契約内容をワンクリックで照会できるため、他社と比較しても管理する手間が
圧倒的に少なかったです。”
”カルテと写真の保存場所が違うので、センシティブな画像の取り扱いにおいても優位性を感じました。”
”予約の種類によって予約表に表示される色が変えられるようになり、これがとても便利です。”
【出典:https://medibase.cloud/】

編集者コメント:MEDI BASEは、Web ORCAと連携するため、保険診療と自費診療を併用するクリニックでも利用可能です。特許取得の編集機能で、非常に簡便で効率的に入力が可能です。2025年3月に株式会社メディベースからGMOビューティー株式会社に事業継承されました。

medicalforce(メディカルフォース) /株式会社メディカルフォース
価格初期費用 要お問い合わせ
月額費用 要お問い合わせ
機能性保険診療対応可、自由診療・形成外科・婦人科向けに開発されたクラウド型電子カルテ
オンライン診察、カレンダー機能でスタッフのシフト管理や診療録の表示が可能
自由診療向け機能電子カルテ、予約管理、会計、決済、在庫管理など一元管理
予約枠の最適化やLINE連携による集患・リピート促進、役務(コース)管理機能、症例写真管理
連携Web ORCAと連携
サポート電話・メール・対面の基本サポート無料
医師のコメント”WEB予約の導入によって、既存院と比較して電話対応が圧倒的に少なくなりました。”
”予約調整のための電話・メール対応を大幅に削減できました。予約数自体も増加しています。”
”業務管理だけでなく、マーケティングの強化にも役立っています。””
【出典:https://service.medical-force.com】

編集者コメント:導入クリニック数600院以上の実績がある株式会社メディカルフォースのmedicalforceは、WEB予約・オンライン診療・会計業務まで一元化された自由診療特化の電子カルテです。Excelで経営判断に必要なデータの集計が可能です。IT導入補助金の対象との記載あり。

ACUSIS Cloud(アクシス クラウド) /株式会社プロ・フィールド 
価格初期費用 要問い合わせ
月額費用 98,000円
機能性保険診療対応
スマホやiPadの画像をカルテにダイレクト保存、ワコム社「E-toile」の使いやすい手描き機能
契約書類の電子サイン対応、WEB問診、オンライン診療、診察券アプリ、来院リピート促進機能、
AWS(アマゾンウェブサービス)セキュリティ
自由診療向け機能美容クリニック経営支援サービスとして位置づけられ、予約管理・電子カルテ・WEB問診・会計・経営分析・CRMまで院内業務を一括デジタル化、割引・コース契約・前受金・未収金・ローン支払い等対応、
連携レセプト機能、ORCA連動型
サポート電話、メール対応、緊急時は担当者より連絡
医師のコメント”集計機能が充実していてクリニックの経営管理、マーケティングに役立っている。”
”ACUSISを導入している知人ドクターから「診察券アプリは絶対入れた方が良い」という話を聞いて、
こちらも採用しました。”
”自費と保険診療にバランスよく適応している点が気に入ったので導入を決めました。”
”美容クリニックに特化したシステムで、美容クリニックの導入実績がとても多かった”
”クリニックアプリとのWEB予約連動をタイムラグ無く行える”
【出典:https://www.profield.co.jp/acusis/】

編集者コメント:美容クリニックでの導入実績が多い株式会社プロ・フィールドのACUSIS Cloudは、ORCAとの連携にも対応しており、保険診療を行うクリニックでも導入が可能です。ローン支払いなどあらゆる支払いにも対応しており、診療費が高額になるクリニックにおすすめです。

キレイパスコネクト  /GMOビューティー株式会社
価格初期費用 無料
月額費用 9000円 ~90000円 
機能性予約システム・電子カルテ・WEB問診・会計・決済・経営分析・CRM・オンライン診療まで網羅
デジタル診察券(QRコード受付)
自由診療向け機能多彩な決済対応、契約書等の書類アップロード機能、施術前後で適切なタイミングのメール・LINE配信
コース管理機能、ローン管理、物販オプション
連携キレイパス(美容医療検索・予約サイト)とのシームレス連携、LINE、各種決済サービス
サポートヘルプセンター、往訪による現場サポート
医師のコメント”「ペンの太さとか色とかももうちょっと大きく、わかりやすく書けるようにしたら助かる」というような声を
あげると、大体翌日ぐらいにはもうアップデートされているという素晴らしいサポート体制です。”
”患者さまの予約が自動でカレンダーに入ってくるので、予約からスタッフと部屋の確保に自動連携され、
移動もドラッグ&ドロップで簡単にできる””
【出典:https://connect.kireipass.jp】

編集者コメント:経営支援プラットフォームを掲げるGMOビューティー株式会社のキレイパスコネクトは、高度なCRM(顧客関係管理)機能を備え、経営指標を見える化、経営をサポートします。積極的なマーケティング戦略に自らチャレンジした医先生におすすめです。また、患者で完結するWEB予約機能で、電話対応など受付業務を軽減し効率化します。

SMARTCRM(スマートCRM) /カルー株式会社
価格初期費用 要お問い合わせ
月額費用 5万円~
WEB予約のみ使いたいクリニック向けにWEB予約・問診プランあり(月額30,000円程度)
機能性美容クリニック専用に設計
オンライン診察券、一括署名機能、電子書類作成、WEB問診、高度な連鎖WEB予約、シフト機能
スタッフの人事評価システム役務管理(コース管理)機能役務管理(コース管理)機能
自由診療向け機能アンケート機能、セグメントごとのメッセージ配信が可能
連携予約・問診・診察券・チェックイン・通知・マイページとほとんどの機能をLINE上で提供可能
決済サービス連携
サポート導業界知見を持った専任担当者が、業務効率化から顧客体験向上の設計まで提案
医師のコメント
【出典:https://www.smart-crm.me/】

編集者コメント:高度な連鎖WEB予約がかなうスマートCRMは、部屋・スタッフ・機械など詳細の予約が可能で、スタッフの予約受付業務を効率化することができます。ライン公式アカウントが診察券になるので、患者さんにとっての利便性も高いことが特徴です。

自由診療クリニックの電子カルテ導入体験談

高機能でもフリーズしない安定性

A医師
A医師

自由診療向けカルテは機能が豊富なものが多いので、フリーズがほとんどなく、安定した動作のものを選んだ。

自由診療向けの電子カルテは高機能な製品が多いのが特徴です
機能と安定性を両立したカルテが診療を効率化、待ち時間の減少に寄与し、患者体験の向上に繋がります。

予約自動化で受付負担を大幅に削減

B医師
B医師

導入後、予約が自動でカレンダーに入る機能が便利で効率化に役立っています。
スタッフや部屋の確保が簡単に連携でき、電話対応時間が大幅に減ったのが助かりました。

電話対応予約台帳管理は、受付負担が大きい業務です。
受付が業務過多になると接遇品質にも影響し、予約時の煩雑さは再来院のハードルにもつながります。
患者・スタッフ双方にとって使いやすい予約機能は診療の質をぐっと向上させます。

CRM機能やマーケティング機能

C医師
C医師

クリニック運営に役立つ集計やマーケティング機能があると、自分で経営戦略を考えられて楽しい。

自費診療では、顧客管理やリピート率、集患導線の管理が欠かせません。
回数券やローン管理、広告施策の効果など経営分析ツールの質や使いやすさも安定した経営に重要です。

保険診療との併用

D医師
D医師

自費診療にも保険診療にも対応している点が使いやすく助かっている。

皮膚科など「保険診療+自由診療」を併設するクリニックでは、カルテや会計フローが異なり、運用が複雑になりがちです。処方・自費施術の契約・決済が同じカルテで扱えない製品もあるため、慎重なシステム設計が必要です。

施術前後などセンシティブ情報の見え方

E医師
E医師

手術直後や身体部位のセンシティブな画像を患者さまに突然画像を見せてしまわないように配慮できるカルテを選んだ。カルテとは別のところに画像を保存できるタイプが役立った。

美容医療では施術部位の写真が多く、中にはセンシティブな画像も含まれます。
不用意に患者に画像が見えないなどカルテシステムの構造に注目するという意見もありました。

セキュリティの基準

F医師
F医師

セキュリティ基準が高い点が導入の決め手でした。

自由診療は上記のセンシティブな情報やクレカ情報など、より高度な個人情報を扱います。
そのため、セキュリティ要件が一般的な電子カルテより高い傾向があります。

自由診療向け電子カルテとは

自由診療向け電子カルテとは、美容医療・AGA治療・アンチエイジングなど、
保険適用外の診療を中心とするクリニックの業務に特化して作られた電子カルテです。

一般的な電子カルテと比べると、以下の点が大きく異なります。

  • 施術やコース契約の管理が複雑(回数契約・有効期限・役務消化など)
  • 同意書・契約書が多い(紙運用では管理が困難)
  • 画像(Before/After)が大量に発生する
  • リピーター対策・マーケティングが重要(LINE配信・クーポン発行など)
  • 会計・受付・予約が自由診療特有の事情に左右されやすい

自由診療は料金設定や診療フローをクリニックごとに柔軟に設計できるため、カルテの使いやすさが、運営効率や収益に直結します。

そのため、自由診療に特化した電子カルテでは、「記録するためのカルテ」ではなく
クリニック全体のオペレーションを最適化するプラットフォームとして設計されている製品が多いのが特徴です。

自由診療向け電子カルテに搭載される主な機能

自由診療特有の業務を支えるため、電子カルテには次のような機能が搭載されることが一般的です。

①予約・受付・スタッフ/部屋管理の一元化

自由診療では施術内容ごとに時間や必要設備が違うため、「予約の一元管理」が業務効率の中心になります。

  • Web/LINE予約の反映
  • スタッフ・施術室の自動割り当て
  • 二重予約の防止
  • 受付・会計との自動連携

②画像管理・Before/After比較

画像管理がしやすいカルテは、施術説明・患者満足度向上・トラブル防止に直結します。

  • カルテ連動の自動保存
  • Before/Afterの比較表示
  • センシティブ画像の閲覧制限
  • 拡大・タグ付け・検索

③コース契約管理と同意書・契約書の電子化

回数契約や役務管理が発生する自由診療では、契約内容の正確な把握が重要です。
同意書・契約書を電子化することで、説明の抜け漏れや書類管理の負担を抑えられます。

  • 残回数の自動記録
  • 有効期限の表示
  • 施術ごとの同意書管理
  • タブレットでの電子署名
  • 書類の保存・検索

④CRM(再来促進)/経営分析

自由診療ではリピート来院と客単価の向上が収益に直結します。
患者フォローと分析機能が備わっている電子カルテは、運営判断に役立ちます。

  • 休眠患者へのフォロー通知
  • LINE・メール配信
  • 売上推移の可視化
  • 施術別・スタッフ別分析
  • 顧客単価・LTVの把握
  • 集客チャネル分析 など

⑤保険診療との併用機能

皮膚科や内科など、保険診療を中心としながら、一部の自費診療を取り入れて経営の安定を図るクリニックも年々増えています。
また、美容皮膚科領域では「保険診療」と「自由診療」を併設するケースも多く、両方に対応できる電子カルテが求められます。

保険と自費では、会計処理やカルテの書き方が異なるため、電子カルテ側で 区分を誤りなく扱えるか が重要なポイントです。

  • ORCA(レセコン)との連携
     保険点数計算・請求業務をスムーズに行える。
  • 保険/自費の区分管理
     診療行為ごとに、どちらの会計かを自動で仕分けできる。
  • レセプト作成と自費会計の併用
     保険患者と自由診療患者が同日に来院しても、処理が分かりやすい。
  • 保険診療の流れを崩さず、自費メニューを追加できる設計
     皮膚科や内科など、既存の保険診療フローとの相性が重要。

自由診療電子カルテの選び方チェックリスト

自由診療クリニックが電子カルテを選ぶ際に確認したい項目を、チェックリストとしてまとめました。

機能チェック表
チェック項目 内容
自院の診療内容に対応しているか 美容皮膚科/AGA/脱毛/点滴など、提供メニューに必要な機能が揃っているか。
予約〜会計までの導線がスムーズか 予約反映、部屋・スタッフ割り当て、受付・会計連動など操作が自然か。
画像管理がストレスなく行えるか Before/After、センシティブ画像の権限設定、検索性などが十分か。
コース契約・役務の管理がしやすいか 回数・有効期限・消化記録が分かりやすく、自動化されているか。
同意書・契約書の電子化に対応しているか 電子署名、テンプレート管理、紙の管理を減らせるか。
再来促進の仕組みがあるか CRM(LINE/メール配信、フォロー通知)、休眠患者へのアプローチが可能か。
経営分析機能が役に立つか 施術別売上・スタッフ別成績・LTV・広告経由の集客分析などが確認できるか。
スタッフ全員が使える操作性か 受付・看護師・カウンセラーなど、ITスキルに差があっても迷わず使えるか。
セキュリティ・権限管理が十分か センシティブ画像の閲覧制御、操作ログ、通信の暗号化など安全性が確保されているか。
保険診療との併用に対応しているか(必要な場合) ORCA連携、保険・自費の区分管理、会計処理が混ざらない設計か。
料金形態が自院の規模に合うか 月額費用・初期費用・従量制などが診療規模に適しているか。

自由診療向け電子カルテ導入の注意点

自由診療では診療フローや契約内容がクリニックごとに異なります。電子カルテ選定時には以下の点を押さえておくと、運用が安定しやすくなります。

診療フローとカルテの導線が合わないと混乱が起きる

自由診療では、

カウンセリング → 写真撮影 → 同意書 → 施術 → 会計 という一連の流れが短時間で行われます。

しかし、導入時にフローを想定していないと、

  • 写真を撮ってもアップロードに手間がかかる
  • 同意書の位置が分からず患者の前で探してしまう
  • 会計に渡す情報がカルテ内で迷子になる

といった混乱が起きやすくなります。

特に写真管理・同意書管理・施術記録の導線は、クリニックごとに最適配置が異なります。
デモでは「自院の実際の流れ」を必ず再現して確認するのがおすすめです。

スタッフ全員が迷わず操作できる設計かを確認する

自由診療は受付・カウンセラー・看護師がカルテを触るため、操作画面が複雑だと現場が混乱します。

ありがちなトラブルとして

  • 写真をどの画面から入れるべきか分からない
  • コース消化の処理を間違えて、残回数がズレる
  • 同意書を保存した場所が分からなくなる
  • 会計側に正しく情報が渡らない といった困り事が起きやすい環境です。

こうしたトラブルは UIの分かりにくさ権限設定が煩雑すぎること が原因で起こります。

画像管理の使いやすさが診療効率に影響する

美容医療では、1日で数十〜数百枚の写真が発生することも珍しくありません。

導入後に起きやすい困りごととして

  • 写真の保存に30秒以上かかり、患者が待つ
  • Before/Afterが並べにくく、説明がスムーズにできない
  • センシティブ画像の権限設定が曖昧
  • 撮影端末 → カルテの連携がうまくいかない といった不満が出ることがあります。

写真管理は「ほんの少しの使いづらさ」が積み重なり、現場のストレスに繋がりがちです。

同意書の検索・署名・紐付けがスムーズに行えるか

自由診療は保険診療より同意書が多く、施術ごとに内容が違うケースも多いです。

導入後にありがちな困りごと

  • テンプレートが複雑で読み込みに時間がかかる
  • 施術ごとの同意書が探しにくい
  • 電子署名の操作が分かりづらく、患者の前で手間取る
  • 同意書をカルテと紐付け忘れるミスが起きる

「同意書がスムーズに扱えない」だけでカウンセリング時間が延び、患者満足度にも影響します。

コース(役務)管理が分かりやすく処理できるか確認する

コース管理は自由診療の特徴ですが、導入後に最もミスが起きやすい部分でもあります。

典型的な困りごと

  • コースの残回数が正しく表示されない
  • 有効期限の説明がスタッフ間でバラバラ
  • 消化処理のルールが分からず、管理が乱れる
  • 会計で消化漏れが発生して患者とトラブルに

コース管理は 電子カルテの使い勝手の差が最も出る部分であり、院内のルール共有とともに、導入前の確認が必須です。

複数の電子カルテを比較すると自院との相性が掴みやすい

自由診療向け電子カルテは、製品ごとに強い領域がまったく異なります。

  • 画像管理が得意な製品
  • コース管理が強い製品
  • 予約との連携に強みがある製品
  • CRM・マーケティング要素が充実した製品
  • 保険診療との併用に向く製品

1社だけ見ると良さそうに見えても、複数社を比較すると自院に合う運用が明確になります。

美容・自由診療クリニック向け電子カルテ一覧・比較表

美容・自費診療向け電子カルテ比較表
項目 B4A MEDI BASE medicalforce ACUSIS Cloud キレイパスコネクト SMARTCRM
メーカー名 株式会社B4A Technologies 株式会社メディベース 株式会社メディカルフォース 株式会社プロ・フィールド GMOビューティー株式会社 カルー株式会社
クラウド/オンプレ クラウド クラウド クラウド クラウド クラウド クラウド
自費診療特化/保険診療併用可 自費診療特化 保険診療併用可 保険診療併用可 保険診療併用可 自費診療特化 自費診療特化
初期費用 個別相談 個別相談 個別相談 個別相談 個別相談 個別相談
月額費用 個別相談 45,000円~
(台数・人数無制限)
個別相談 98,000円 個別相談 50,000円~
WEB予約 リアルタイム予約
LINE連携
LINE連携
(診察券アプリ連動)
高度な連鎖予約
オンライン診療
対応可能決済 オンライン決済 カード・ローン
前受金・未収金対応
多様な支払方法対応
CRM機能 特許取得CRM セグメント別メッセージ送信 集客・顧客管理機能 リピート促進機能 高度なCRM機能 セグメント別メッセージ配信
特徴 GTM広告分析
高セキュリティ
ポイント機能
Web ORCA連携
タブレット対応
WEB問診
予約から会計まで一元化
スタッフシフト管理
Excel出力可能
電子サイン対応
WEB問診
AWSセキュリティ
経営指標の見える化
書類アップロード機能
電子問診票
オンライン診察券
一括署名機能
シフト機能
サポート 電話・LINE・Slack 専任担当者が一貫して対応 電話・メール・対面
(基本無料)
電話・メール
緊急時担当者対応
ヘルプセンター・往訪による現場サポート 専任担当者による提案型サポート
資料

まとめ

本記事では美容クリニック・自由診療クリニック向け電子カルテ選びのポイントと、各製品の詳細についてご紹介しました。

美容・自由診療クリニック向けの電子カルテは、顧客満足度や診療効率に大きな影響を及ぼします。また、自費診療という点で、競争率も高く、戦略的な経営を求められることも特徴です。
理想のクリニック運営をサポートするために必要な機能や選定ポイントについて、本記事がご理解を深める一助となれば幸いです。

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FAQ|訪問診療・在宅医療の電子カルテに関するよくある質問

はい、異なります。自由診療では 写真管理・同意書管理・コース(役務)管理・予約連携・CRM が業務の中心となり、これらに強い電子カルテが必要です。

保険診療に比べて、自由診療では特に「運営管理」と「再来促進」に寄った機能が重視されます。

大きく変わります。診療内容ごとに最適な機能が異なるためです。

  • 脱毛: コース消化・写真管理が重要
  • AGA: 経過管理(写真)・薬歴管理が重要

自院のメニューに合わせた電子カルテを選ぶことが必須です。

最も重要なのは「自院の診療フローを再現してスムーズに操作できるか」です。具体的には、以下のポイントを確認するとギャップを防げます。

  • 写真のアップロードはスムーズか
  • 同意書は探しやすいか
  • コース消化の操作が分かりやすいか
  • 受付・看護師などスタッフが直感的に操作できるか

はい。美容医療では毎日多くの写真を扱うため、アップロードの速さ・Before/After管理・権限設定 が使いづらいと診療効率が大きく低下します。

自由診療で最も差が出やすいポイントの一つです。

自由診療では電子化が一般的です。紙の管理負担が減るだけでなく、説明漏れや書類の紐付けミスの防止につながり、安全性と業務効率が大幅に向上します。

対応状況や使いやすさは製品によって大きく異なります。

残回数の表示や消化操作が複雑だと受付業務でミスが起きやすいため、デモで実際の操作感を確認することが重要です。

必要性が高いです。自由診療ではリピート率が売上に直結するため、以下のようなCRM機能が役立ちます。

  • 休眠患者フォロー
  • LINE/メール配信
  • 来院前後のステップメール

カルテ内で自動化できると業務負荷が大幅に軽減します。

比較することを強くおすすめします。自由診療向け電子カルテは製品ごとに得意・不得意が明確に異なるため、自院の診療フローと最も相性の良いシステムを見極める必要があります。

保険・自費を併設する場合は以下の点が重要です。

  • 保険・自費の区分管理
  • ORCA連携の有無
  • 会計処理の違いへの対応

皮膚科など併用が多いクリニックでは、両方を一元管理できる電子カルテが運用の安定につながります。

月額費用だけで判断せず、以下を含めた「総額」で比較することが大切です。

  • 初期費用
  • 機能追加費用
  • スタッフ数に応じたアカウント料金
  • 端末追加費用