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DOCWEB『院長が悩んだら聴くラジオ』この番組は開業医の皆さんが毎日機嫌よく過ごすための秘訣を語っていく番組です。 通勤時間や昼休みにゆるっとお聞きいただけると嬉しいです。
(高山)おはようございます。パーソナリティのDOC WEB編集長、高山豊明です。
(大西)おはようございます。パーソナリティのMICTコンサルティング、大西大輔です。
(高山)「院長が悩んだら聞くラジオ」、第95回が始まりました。大西さん、今回もよろしくお願いします。
(大西)よろしくお願いします。
今日のテーマは何でしょうか。
令和7年度補正予算案の概要
(高山)今日のテーマは、今年度の補正予算案の概要についてお話ししていきたいと思います。
(大西)令和7年の補正予算が策定され、現在、着々と準備が進んでいます。
その中から、クリニックの先生方に役立ちそうな内容をピックアップしてお話しできればと思います。
(高山)補正予算案について詳しく深掘りしていきましょう。
厚生労働省から令和7年度補正予算案の主要な施策一覧が発表されました。
大カテゴリーとして6つの項目があり、それぞれに細かな予算が組まれています。
現在、衆議院解散というタイミングではありますが、この予算案は今年度中に、選挙の結果に関わらず実行されるものと理解してよろしいでしょうか。
(大西)すでに可決されていますので、この内容が覆ることはありません。
(高山)6つのカテゴリーについて、医療に関係する部分を中心に、概要を教えてください。
(大西)補正予算と診療報酬改定は密接にリンクしています。
基本的には診療報酬改定でプラスとされたものが、補正予算でも追加支援される形ですので、両方のメリットを享受するのが良いと考えています。
1. 医療・介護等支援パッケージ
(大西)1番目の「医療・介護等支援パッケージ」は、景気の上昇に伴う物価高騰や賃金引き上げに対応するための財源として活用する、いわば支援ボーナスの性格を持っています。
先生方には、取らなければもったいないので、ぜひ活用してくださいとお伝えしている内容になります。
特に「医療機関・薬局における賃上げ・物価上昇に対する支援」として、給料を上げるための原資が計上されています。
他にも、クリニックとは直接関係ありませんが、病院の「病床数適正化に対する支援(ベッドを減らすことへの協力金)」なども補正予算に含まれています。
(高山)他にはどのような内容がありますか。
(大西)医療・介護分野等へのマッチング支援強化として、ハローワークの体制整備に予算がついています。
ご存知の通り、医師や看護師の採用に紹介会社を使うと、年収の2〜3割の手数料がかかります。
それを回避するためにハローワークの機能を強化し、ネット機能の向上によって検索や応募をしやすくすることで、間接的に医療機関の採用コストを抑える狙いがあります。
紹介会社からすれば警戒すべき動きかもしれませんが、医療機関の採用環境が整うことは、非常に良いことだと思います。
2. 賃上げの普及・定着に向けた支援
(高山)2番目は「物価上昇を上回る賃上げの普及・定着に向けた支援」ですね。
(大西)「最低賃金引き上げに対応した業務改善助成金」など、中小企業の賃上げを支援する内容です。
クリニックに特に関係するのは「非正規雇用労働者が働きながら学びやすい職業訓練の実施」です。
これは従来の「キャリアアップ助成金」の流れを汲むもので、非正規の職員がトレーニングを受ける際に助成金が出る仕組みです。
クリニックは非正規雇用の方が多いため、非常によく利用されている助成金です。
3. 医療DXの推進とセキュリティ対策
(大西)3番目の「医療・介護の確保、DXの推進、攻めの予防医療の推進等」の中で、クリニックに直結するのは「マイナ保険証の利用促進に向けた取り組み」です。
最近ではマイナンバーカードリーダーが1台では足りず、受付でマイナンバー認証待ちの列ができてしまうケースがあります。
そのため、2台目、3台目を購入する際の補助金が検討されています。
(高山)カードリーダーのメーカーにとっては特需になるかもしれませんね。
(大西)そうですね。
他にも「電子カルテ情報共有サービス」「電子処方箋」「オンライン資格確認」「予防接種のデジタル化」など、医療DXに関する諸々の補助金が盛り込まれています。
さらに「診療報酬改定DX」の取り組みとして、レセプト請求システムを標準化する「標準型レセコン(算定モジュール)」の整備にも予算がついています。
標準型電子カルテに続き、レセコンの標準化がいよいよ進んでいくという印象です。
(高山)セキュリティ面はいかがでしょうか。
(大西)「医療機関等におけるサイバーセキュリティ対策の強化」にも予算がついています。
対策が不可欠な時代になっていますので、しっかりと注目していただきたいポイントです。
4. 創薬、5. 感染症対策、6. 地域共生社会
(高山)4番目の「創薬力強化」はお薬メーカー向けですね。
(大西)5番目の「感染症危機への備え」は国レベルのパンデミック対策なので、医療機関には直接的な関係は薄いです。
6番目の「包摂的な地域共生社会の実現等」では、シルバー人材センターの活用が挙げられます。
受付事務などの効率化が進む一方で、対面での案内や説明といった作業的なニーズは残ります。
大きな病院などで案内をしている方の多くはシルバー人材の方です。
こうした人材をクリニックでも活用していくための体制整備が盛り込まれています。
(高山)災害対策についても触れられていますね。
(大西)「医療施設等の災害体制強化」として、建て替え支援などの項目があります。
(高山)ちなみに、聞き馴染みのない「包摂的」という言葉ですが、多様な個人や集団を排除せずに尊重し、包み込むという意味があります。
外国人の方も含め、多様な価値観に対応するための設備投資などを補助する狙いがあります。
地域の共生社会を実現するために、必要な設備を整える際の支援ということですね。
(大西)今回の目次から該当箇所が分かったと思いますので、次回はさらに細かい内容を深掘りしていきましょう。
(高山)ありがとうございました。
今回は補正予算案の主要な項目について、医療に関わる部分を解説していただきました。
次回以降、さらに関係するところを掘り下げていきます。
大西さん、今回もありがとうございました。
(大西)ありがとうございました。
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この番組は毎週月曜日の朝5時に配信予定です。それではまたポッドキャストでお会いしましょう。さよなら。
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DOCWEB編集部(一般社団法人 DOC TOKYO)
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