クリプラ、過去カルテを要約するAI機能を11月提供へ――「読む」負担を軽減、当面無償で

クリプラ、過去カルテを要約するAI機能を11月提供へ

CLIPLAに過去の診療経過を整理する機能を追加

株式会社エムティーアイのグループ会社である株式会社クリプラは、クラウド電子カルテ「CLIPLA」シリーズに、生成AIを使った「AIサマリー機能」を追加する。2026年11月からの提供を予定しており、利用を希望する医療機関には当面無償で提供する方針だ。

CLIPLA画面上で過去の診療経過を要約

同機能は、カルテ作成(書く作業)ではなく、診察前に過去のカルテを「読み返す」負担の軽減に着目して開発された。患者の過去のカルテ記載から主訴、所見、処置、処方などの要点を抽出し、CLIPLAのカルテ画面上に要約を表示する。

再診時の経過確認、紹介状や診療情報提供書の作成準備、担当医交代時の引き継ぎでの利用を想定しており、別システムへの転記や画面の切り替えをせず、通常のカルテ操作の流れの中で使える設計となっている。

要約は医師が確認・修正、オプトイン方式で提供

生成された要約は下書き・参考情報として提示され、医師が内容を確認・修正した上で診療に活用する。AIが診断や治療方針を決定するものではない。

利用はオプトイン方式を採用し、専用の利用規約に同意した医療機関のみが管理画面から機能を有効化できる。同意しない場合でも、電子カルテの基本機能は従来どおり利用可能だ。

診療情報は国内処理、AIモデルの学習には利用せず

安全管理面では、連携する生成AIサービスとの契約により、送信された情報がAIモデルの学習に利用されないことを担保している。三省の医療情報安全管理ガイドラインに沿って通信の暗号化やアクセス制御を講じ、データは国内で処理される。

対象はCLIPLAシリーズを利用中の医療機関で、利用料金は当面無償となる。

出典

  • 情報元:PR TIMES
  • 掲載日:2026年10月23日
  • 記事名:クラウド電子カルテ『CLIPLA』、生成AIによる「AIサマリー機能」の提供を開始