Incerto、患者データを院外に出さない「院内ローカルAI基盤」を提供開始

Incerto、患者データを院外に出さない「院内ローカルAI基盤」を提供開始

Incertoが院内完結型の生成AI基盤を提供開始

Incerto合同会社は、患者情報などの機密情報を院外に出さずに生成AIを利用できる「院内ローカルAI基盤」の提供を開始した。対象は中小病院、有床・無床の診療所・クリニック、医療法人グループなどである。

院内に専用ハードウェアを設置し、AIの実行環境とソフトウェアを構築する本サービスは、導入前のセキュリティ点検から、導入後のハードウェア、ソフトウェア、AIモデルの更新・保守までを同社が一貫して担う。

外部接続点を点検し更新・保守の手順を文書化

導入にあたっては、VPN装置やベンダーの遠隔保守回線、モバイルルーターなど院外との接続点をまず洗い出し、機器の更新状況や保守担当を確認する。患者データを扱うハードウェア本体は、インターネットから切り離して運用する仕組みだ。

AIモデル等の更新データは同社が事前に内容を検証した上で、医療機関とあらかじめ定めた手順に沿って取り込む。保守用回線も常時接続はせず必要な場合のみ接続するほか、更新の担当・時期・対象範囲については、医療機関・同社・各ベンダー間で協議の上、文書で明確に規定するとしている。

4種類のAIソフトウェアを無料提供、導入費は個別見積もり

基盤上では、算定AIチャット、音声カルテAI、医療文書の作成支援、医療情報の検索チャットの4種類を提供する。各ソフトウェアは無料で、算定根拠の提示、診察会話からのSOAP形式のカルテ下書き、紹介状などの下書き、院内規程や添付文書の検索に対応する。音声カルテAIが作成した下書きは医師が確認して使用する。

ハードウェアの購入、導入、構築、保守の費用は、医療機関の規模や用途に応じた個別見積もりとなる。導入時期と範囲も医療機関ごとに決め、導入期間は約4〜6カ月を目安としている。

出典

  • 情報元:PR TIMES
  • 掲載日:2026年10月16日
  • 記事名:医療機関の機密情報を守りながら生成AIを活用する。Incerto、医療機関のセキュリティ強化とAI導入を一体で進める「院内ローカルAI基盤」を提供開始