4月23日、PIA株式会社(本社：東京都品川区、代表取締役：中西 聖)は、東大発ベンチャーである「株式会社UT-Heart研究所」、「富士通株式会社」と、心臓シミュレータを活用した新たなプログラム医療機器開発に関する三社間共同研究契約を締結した。
心臓シミュレータを活用した新たなプログラム医療機器の開発
心臓シミュレータとはスーパーコンピュータの演算能力を活用し、臨床データや、CT、エコー画像等の情報を元に、個人の心臓を忠実にバーチャル再現する、東大と富士通が開発した世界最高峰の技術。
この技術を活用し、従来にはない新たなプログラム医療機器を開発・事業化していく。
■スタートする3つの事業
1.CRTシミュレーション事業
CRTとは、心臓再同期療法と呼ばれ、ペースメーカーを使って、心臓のポンプ機能の改善をはかる治療方法のこと。コンピューターシミュレーションにより、ペースメーカーを体に入れた場合の治療効果を、事前に高精度で予測する。
2.先天性心疾患の外科シミュレーション事業
先天性心疾患患者の特異な形状の心臓を、コンピューターシミュレーションにより、細かい部分まで忠実にバーチャル再現し、さらに、術後の心臓の状態も予測する。
3.医療教育事業
心臓の細部まで再現できる「心臓シミュレータ」の特徴を活かして、新たな切り口から教材を作り、医学教育や医療現場に提供する。
PIA株式会社は、心臓シミュレータを活用した新たなプログラム医療機器の開発・事業化に取り組むことで、世界の心臓病治療の進歩に貢献し、QOL（Quality Of Life）向上に寄与していく。
本件に関するお問い合わせ先
PIA株式会社
所在地：東京都品川区西五反田7-22-17 TOCビル11F
電話番号：03-6417-0220
URL： http://www.pia-corp.co.jp/
