アルムと朝日診療所、公民館・郵便局で遠隔診療を実証|福島県只見町

アルムと朝日診療所、只見町の公民館・郵便局で遠隔診療を実証

看護師が住民に付き添い、朝日診療所の医師と接続

株式会社アルムと福島県只見町の朝日診療所は9月3日、公民館や郵便局を診療拠点にする遠隔診療の実証事業を開始した。診療所への通院が難しい住民を対象に、身近な場所で診察を受けられる体制をつくり、移動の負担軽減を目指す。

拠点にはアルムの遠隔医療支援ソリューション「Join Mobile Clinic」を設置する。患者には看護師が付き添い、医師は朝日診療所からオンラインで診療する「D to P with N」の形を採る。必要に応じて、超音波エコーなどの携帯型医療機器による検査を組み合わせる。

公民館は9月から、郵便局は11月から運用予定

実証期間は2027年2月末までの予定で、主に高血圧など生活習慣病の未病・重症化予防を目的とした定期検診を扱う。診療は予約制で運用する予定である。

只見公民館は2026年9月から、布沢簡易郵便局は11月から診療拠点として活用する予定だ。郵便局の拠点では12月に次世代通信基盤IOWN/APNの開通を予定し、それまでは通常のインターネット回線を使う。

豪雪地域の通院を支える、平時の医療モデルを検証

只見町では集落が広い町域に点在し、高齢化や移動手段の制約に加え、冬の積雪が通院の負担となっている。今回の実証は、医師が診療所で診察し、看護師が地域の拠点で患者を支える形で、継続的な受診につなげる取り組みである。

事業は総務省の「地域社会DX推進パッケージ事業(先進的通信システム活用タイプ)」に採択され、DeNA、アルム、只見町、NTT東日本が連携する。災害時などに活用されてきたJoin Mobile Clinicを、平時の地域医療で利用する際の有用性を検証する。

出典

  • 情報元:株式会社アルム(PR TIMES)
  • 掲載日:2026年9月3日
  • 記事名:診療所の環境を身近な場所へ郵便局・公民館を活用した遠隔診療を福島県只見町で実証開始